さて、本日は、使用ハード(使用コンピュータ)についてお話したいと思います。
Linuxを利用する方法には、私の知る限り5つの方法があります。
まず、1つ目。
1台のパソコンにLinuxのみをインストール。
メリット:他のOSを巻き込んで壊すことがない。
もう一台のPCで検索しながらいじることができる。
デメリット:1台パソコンが余分に必要。
2つ目が1台のパソコンにWindowsもしくは、その他のOSをインストールされている状態で、さらにLinuxをインストールする。
メリット:1台で気分次第で使い分けられる。
デメリット:ミスするとWindowsを壊してしまう。
WindowsとLinuxを同時に起動させることは不可能なので、結局使えるPCは1台のまま変わりない。
3つ目がLiveCDと呼ばれるCD1枚で動作するLinuxを使う。
メリット:パソコンを壊す心配がない。CDROMやCDRは書き込み禁止なので、ウィルスに感染する心配がない。
リセットボタンをおそうが、直接電源を切ろうが壊れない。
デメリット:起動や動作が遅い。
ファイルの保存や設定の保存に苦労する。
結局HDDがないと話にならないということに陥りやすい。
4つ目がDOS-Vエミュレータを使いLinuxをインストール、もしくはcoLinuxなどのLinux上で動作するLinuxカーネルを使い、Windows上でLinuxを動作させる。
メリット:Windows上でLinuxを呼び出して遊ぶことができる。
デメリット:WindowsとLinuxが同時に動いている上、エミュレートまでさせているので非常に重い。
IRC程度の軽いソフトでも、相当にストレスが溜るほどの重さでした。
5つ目 Windowsのパーティション内に置いたイメージファイルを起動させる方法。
メリット:起動や動作が速い。CDRを用意しなくても使える。
デメリット:Windowsでデフラグをした時、Linux側のファイルがおかしくなることがある。
と、1?5まであげてみました。
まず、Linuxを1日だけ使ってどんな画面か見てみたいな。
という人には3のLiveCD版のLinuxか4のcoLinux、または、5のWindowsのパーティションに置いたLinuxのイメージファイルの使用をお薦めします。
LiveCDの使いかたは簡単で、LinuxやUnixの雑誌の付録についているCDを使うか、WebSite上でダウンロードしたCDイメージをCDRに焼き、起動させるだけです。
coLinuxは多少の設定は必要ですが、そこまで難しい作業でもありませんでした。
Windowsパーティションに置いたイメージファイルを利用する方法は、要するにLiveCDのCDという媒体を使うかわりに、HDDに置いたイメージファイルを使う方法です。
動作的にはLiveCDを読み込むのと変わりがないのですが(当然書き込み属性は禁止になっています)HDD使用であるので、当然、読み込み速度ではかなりの恩恵をうけることができます。
またzipでも配布されいてるので、CDRドライブを持っていない人や焼きかたがわからない人にも使ってみることができます。
私が使った事があるのは下記の3つのディストリビューションです。
もっとも人気があるLiveCDのKNOPPIXとWindowsのHDDにファイルを置くだけで利用できるinstall for winの配布サイト
http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/
Fedoraを改良して作られたBerryの配布サイト
http://yui.mine.nu/linux/berry.html
Debianを改良して作られたubuntu LiveCDとcoLinux用のイメージファイルの配布サイト
http://www.ubuntulinux.jp/
どれも似たようなものなのですが、BerryはRedHat系。
KNOPPIXとubuntuはDebian系です。
また、GUIなんですが、KNOPPIXとBerryはKDE。ubuntuではGNOMEが採用されています。
なので、最もWindowsに近い操作性を持っているのはBerryではないでしょうか。
しかし、Berryは動作しないハードも多いらしいので、起動しない場合、KNOPPIXを試してみてはいかがでしょうか。
また、Macっぽく(Macを使った事がないのでわかりませんが)使いたい人にはGNOMEがお薦めのようです。
一般的にWindowsを使っている人はKDEを。Macを使っている人はGNOMEを気に入る傾向にあるようです。
私はどっちも似たようなものだと思いましたが。
3.は、coLinuxというWindows上で動作するLinuxカーネルを使ってwindowsの別窓内でLinuxを使う方法です。
かなり高級なマシンを持っている人が試しに使ってみるのにいいのではないでしょうか。
ペンティアム4の3Gクラスとメモリ1G程度のマシンスペックの人は使ってみてはいかがですか?
ちなみに私のPCでは(P4 2.0G メモリ512M)では、使えなくはないのですが、ストレスはありました。
もちろん、Windows上で動作させるという遊びとして考えると、きっちり動作はしますし立派なものですよ。
上記で解説したのは、Linuxの勉強というより、体験版。
もしくはマニアックな遊びです。
まじめにLinuxを勉強するには、やはり、システムをHDDにインストールすることがいいでしょう。
ここで問題となるのは、Windowsと共生するか、もしくは、もう一台のLinux専用マシンを用意するか。
このどちらかの選択肢を選ぶことになります。
しかし、出来ることなら、ごみ捨て場で拾ってきたものでもいいので、専用PCを用意することをお薦めします。
Fdiskコマンドなどを理解できている人なら比較的安全に作業ができるのですが、適当に操作してしまうと、システムを壊してしまう可能性があります。
パーティションってなに? というレベルの人は危険ですし、少々ややこしいですので辞めていた方がいいと思います。
私も4年ほど前に、RedHatLinuxとWindows2000を共生させていました。
その時感じた事なのですが、2種類のOSをインストールしたところで、一度に起動できるPCは1台です。
ということはWindows>Linux間のファイルのやりとりもできませんし(ファイルサーバ等がある場合を除いて)わからないことがあった時や不調な時、いちいちWindowsを立ち上げ直して調べてLinuxをまた立ち上げ直してと、実に不便な事になります。
ですので、「WindowsMeとか耐えられない。もう消していい。Linuxだけでいいよ」という人以外は安い中古PCを購入してLinux専用機を用意してみましょう。
今回の企画である1から始めるLinuxは、専用Linuxマシンを用意してそれで1から初めてみよう。 という方向でやっていきます。
次回はディストリビューションについて語ってみたいと思います。
お楽しみに。
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長文読めなぃけろ
長文おつかれ
ちゅもも?
生き生きしてるなぁ。
こういうの読んでると、Linuxきになるじゃないかぁぁぁ。
仕事終わって疲れてても、PCいじってる時は楽しそうだなぁ
ひと段落ついたら UO で遊んでくれ
それまでに少しでも強くなっとくゎ
>>シイタケ
読んでみると面白いかも。
>>ベル
やってみると面白いですよ。
Linuxの方がWindowsより優れている点も多いので、それを見付けた時の感動とか。
最近はほとんどの作業をLinuxでやることにしています。
だいぶ慣れてきたかなぁ。
ひさびさにWindowsに戻ると、ちょっと辺な気分になったりもします。
もうすぐ盆休みなので、uoもできるかなぁ。