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1から始めるLinux (ディストリビューション)

08.09.2005, Linux, by .
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さて、Linuxを使うぞ。
と決まってから、最初に悩むのがディストリビューションの選択でしょう。
例えばWindowsの場合、多くの人は、WindowsXP Homeを選択し、マニアックな人はWindowsXP Pro、企業向け、スペックがやや不足の場合はWindows2000を選択します。
それに比べLinuxには沢山のディストリビューションが用意されています。
そもそも、ディストリビューションとはなんでしょうか。
Linuxはオープンソースのカーネルです。
また、たくさんの使用可能なソフトのソースも公開されています。
Freeなので好きに使ってください。
といわれても、それだけの情報で好き放題使えるようになる人はなかなかいません。
なので、ディストリビュータと呼ばれる人達(多くの場合は企業)が、使えるOSとして、色んなソフトや設定を組み込んでいって1つのLinuxディストリビューションを完成させ、それを配布、また、販売しているわけです。
そして現在、戦国時代と思える程のディストリビューションが存在しています。
最新機能を追い求めたパッケージや、マルチメディアを強化したパッケージ、また、サーバ機能に特化したパッケージなどなど。
それぞれのディストリビューションが目指している方向性は全く違います。
最も自分に適したディストリビューションを選択する事が必須であるともいえるでしょう。
ざっと有名なディストリビューションをあげていきましょう。
RedHat系
http://www.jp.redhat.com/
Red Hat Enterprise Linux
知名度もシェアもナンバーワンのディストリです。
しかし、現在、企業向けの有償パッケージしか発売されていません。
無料で使うことはできません。
Fedora
http://fedora.jp/
Red Hat Enterprise Linuxの開発版のような位置づけです。
無償で使用が可能です。
常に新しい機能を追い求めています。
また、すぐに新しいバージョンが出る上に、旧バージョンのサポートはすぐに打ち切られます。
DeskTop使用には向いていますが、サーバ使用には不向きでしょう。
CENT OS
http://www.centos.org/
Red Hat Enterprise Linuxのクローンです。
Red Hat Enterprise Linux自体は有料ですがソースは公開されているのでそれをコンパイルして無償配布しています。
サポートのついてこないRed Hat Enterprise Linuxと思えばいいでしょう。
VineLinux
http://vinelinux.org/
Red Hatの派生ディストリビューションです。
インストールサポートと商用ソフトがバンドルされている有償版と、サポートなしの無償版があります。
日本語の対応に命をかけているような作りです。
初心者向けらしいです。
SUSE
http://www.novell.co.jp/
ヨーロッパでは絶大な人気を誇っているそうです。
Debian系
Debian
http://www.debian.or.jp/
こちらも大人気のディストリビューションです。
インストールが難しいらしいです。
基本的にDebian系はRedHat系に比べると若干難しいといわれています。
Debianの売りは安定性です。
厳密なチェックが行われてから正式版を発表するので、安定度は非常に高いようです。
しかし、厳密なチェックをしてからの発表なので、他に比べると1世代前、2世代前のソフトが採用されていたりします。
ubuntu-ja
http://www.ubuntulinux.jp/
Debian派生のディストリビューションであるubuntuの非公式の日本語版です。
GNOMEに特化した、デスクトップ専用のディストリです。
インストーラの出来や自動認識の精度も高く、初心者向けのディストリだと思います。
という感じで、私の興味のあったディストリをあげてみました。
そこで、ディストリの選択となります。
まず、今回の企画は、Windows並にLinuxを使ってみよう。
という企画です。なので、当然、メインはデスクトップ使用となります。
もちろん、いかにお金を掛けずにWindows並に使えるようになるか。
これも重要な内容ですので、RedHatのような有償のディストリは除外になります。
となると、Vine Fedora ubuntu-ja。
この三つに絞れて来ましたね。
Vineはカーネルが2.4で結構古いので除外。
Fedoraは良さそうなのですけど、インストールCDが4枚もあるので焼くのが面倒。
となると、新しくてCDが1枚でいける、ubuntu-jaに決定です。
また、ubuntu-jaは、以前にcoLinuxで使った時、ハードの自動認識もうまくいき、結構難しいX-windowの設定も自動で簡単にインストールできたので心配はありません。
私はデスクトップメインで、なおかつDebian系が使ってみたかったのでubuntu-jaにしてみましたが、一般的に初心者にはRedHat系がいいと聞きますので、VineやFedoraを選択しても全然構わないと思いますよ。

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4 Responses to 1から始めるLinux (ディストリビューション)

  1. 2005-08-10 at 00:36 ベル

    無料あるんだなぁ?
    Windowsは高すぎる!!!
    アクセスだけ入れようとおもったら
    3万くらいでした。。。
    買うの断念!

    返信
  2. 2005-08-10 at 10:59 ドクケム

    長い文ですなー・・・
    スゲー・・・
    なんとなくLinuxがスゴいってことが
    分かったぞ!!!

    返信
  3. 更新お疲れ様。大分分かってきましたわ。
    コマンドラインでの操作ってのは格好いいですね、
    お金があれば中古PCを買ってみるのもいいかな。

    返信
  4. 2005-08-10 at 20:07 匿名

    >>ベル
    高いソフトは必要に迫られない限りなかなか買う気がおきませんね。
    >>ドクケム
    凄いと思うかどうかは人それぞれですが、なかなか楽しいです。
    新鮮だからという理由が大きいと思います。
    >>冷え性
    マウスでどうやればいいのかわからないので、コマンドラインで調べながらやっています。
    中古の1万のPCでも十分遊べますよ。

    返信

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